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『図説 プロイセンの歴史』 [日記]

図書館で借りてた「図説 プロイセンの歴史」、やっと読み終わりました。


私には少々難解な箇所もあったけれど、ドライな語り口で読後感はスッキリ。
APHを知っているせいか、プロイセンという国が妙に人間臭く感じる部分もあって面白かったです。


初期のギラギラした感じとかは

「あー、プーだわー」

としみじみ思いました。
そしてやっぱり不憫。(笑)


1つの民族が集まって出来た国じゃないからなのか、どことなく人工的で冷静、更に当時としては驚く程の自由。
でも人工的だからこその自己保存の欲求の激しさ。

そして人工的が故に、ドイツ帝国が築かれると「プロイセン」という国の認識が段々薄らいでいってしまい、WW2で解体宣言が出る前には既にプロイセンという国は殆ど存在しないようになってしまっていたこと。
(殆ど国の体を成していないという部分は神聖ローマ帝国と重なる気もして切ない・・・)


不思議なアンバランスさと花火のような激しさと儚さ。
それがプロイセンという国の魅力なのかもしれません。


図説 プロイセンの歴史―伝説からの解放

図説 プロイセンの歴史―伝説からの解放

  • 作者: セバスチァン ハフナー
  • 出版社/メーカー: 東洋書林
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 単行本



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